忍者ブログ
# 中国の内需拡大
2008/06/04 19:35
 経済協力開発機構(OECD)の発表(4日)

 OECDは半年ごとに公表する経済見通しで、非加盟の中国に触れ、世界の景気減速が予想より深刻化した場合、国内景気を支えるため中国は

      社会基盤とインフラ整備に向けた支出と投資

を増やすことができるとの見方を示した。

 2007年通年の11.9%から08年1-3月期に10.6%に低下した経済成長率「今年いっぱいと09年にさらに低下すると見込まれるとの見解を示した。

 中国の財政収支は健全で、政府は社会的支出とインフラ投資を増やす余地が十分にあるとし、政府の歳入は07年に32%増加しと指摘した。
   
 なお、OECDは、中国の成長率が輸出競争力は賃金と物価の上昇を反映し、08年、09年と低下し続け08年は10%、09年は9.5%に低下すると予想している。

 昨年12月時点では08年は10.7%、09年は10.1%としており、いずれも下方修正されたことになる。

 

 また、賃金上昇などを反映し国内総生産(GDP)に占める消費支出の割合が上がると予想した上で、中国経済はより持続可能な成長ペースに鈍化しており、純輸出から内需に向かう成長パターンが始まっている初期の兆候があるとの認識を示した。

   

拍手[0回]

PR

CATEGORY [ 今日の知識、情報 ]TRACKBACK [ ]
pagetop
<<中国が外貨準備の保有コスト削減の動き | HOME | 原油価格は意図的につり上げられたもの>>
trackback
トラックバックURL

pagetop
FRONT| HOME |NEXT

忍者ブログ [PR]