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# 中銀はインフレ抑制で拙速に勝利宣言してはならない(BIS総支配人)
2024/03/19 06:17
 国際決済銀行(BIS)の
   カルステンス総支配人
は18日、フランクフルトで、「インフレに決定的な勝利を収め、物価安定が回復するまでは金融政策はインフレとの闘いを優先させる必要がある」と発言、「中央銀行は拙速にインフレ脱却を宣言してはならず、しばらくは
   引き締めスタンスの維持
が必要になる可能性があるとの見解を示したうえ、決意と忍耐、成功によってのみ通貨に対する信頼は守られるからだ」と続けた。

 世界的なインフレ率の急低下で自己満足してはならないと指摘したうえ、「われわれはソフトランディングに向かっているようだ」としながらも、そのようなシナリオが「保証されているわけではない」と語った。
 インフレ率はなお目標を上回っており、「この先も間違いなくさらなる問題にぶつかるだろう」と述べ、「脱グローバル化や経済の分断、人口動態の悪化、気候変動対策の必要性といった中期的なインフレリスクにより、中銀が政策経路を維持する必要性が高まっている」と説明した。
 今週は米英スイスなどの中銀の金融政策決定会合が開かれる。
 金融当局者は2022、23年の歴史的な金融引き締めの後、利下げに踏み切る適切なタイミングを見極めようとしている。
 

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# エコノミストの調査よそうによると。FRBは年内3回の米利下げ見通し堅持
2024/03/18 17:52
 最近発表された米インフレ統計は予想を上回る伸びとなっが、米金融当局者が昨年12月に示した2024、25両年の利下げ回数の見通し(それぞれ中央値で3回と4回)を最新の四半期経済予測で変更する公算は小さいと、エコノミストはみている。
 ブルームバーグ・ニュースが8-13日にエコノミスト49人を対象に実施した調査の話で、連邦公開市場委員会(FOMC)は19、20両日の会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを5会合連続で5.25-5.5%に据え置く決定を下す見通しという流れが主流だ。
 回答したエコノミストの過半数は、当局者が今年3回以上の利下げ見通しを示すと予想している一方で、回答者の3分の1強は2回以下の利下げ見通しが示されると見込んでいる。
 パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる当局者が示す最新予測のうち、24年の実質GDP(国内総生産)伸び率は中央値で年率1.7%と、12月の前回予測(1.4%)から上昇修正され、当局がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数の伸びも2.5%と前回予測の2.4%から引き上げられるとエコノミストは予想している。
 
 パウエル議長は今月の議会証言で、インフレ率を当局目標の2%に向けて押し下げる取り組みで前進を遂げていると述べるとともに、最初の利下げの前に「もう少しだけ証拠」が必要だと説明しているが「それからは遠くない」と続けた。
   
  

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# シタデル和戦両様の構え!KKRなど「ワッツアップ」制裁抑制で協議
2024/03/18 10:18
 米資産運用会社KKRブラックストーンシタデルを含む主要な
   プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社
   ヘッジファンド運営会社
は、米証券取引委員会(SEC)による金融業界での
   メッセージングアプリ使用規制の影響
を和らげる手段を検討している。
 この事情に詳しい複数の関係者がメディアの取材に対して語ったところでは、「ワッツアップ」などウォール街の電子的やりとりへの規制をSECが強化する中で、これら投資会社の一部は、法的アプローチやどのような決着の可能性を想定できるかについて協議している。
 
 また、制裁金を最小限に抑え、決着合意の下で特定の会社がより厳しい処分を受けることがないよう確実を期す狙いがある。
 関係者によれば、ケネス・グリフィン氏が最高経営責任者(CEO)を務めるシタデルでは、投資会社のグループと協議を行う一方で、必要ならSECと法廷で争う用意があると述べた。
 
 証券会社に記録の保全を義務付ける規則について、ヘッジファンドやPE投資会社には適用されないと同社は主張し、抵抗している。
  

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# ECBが年内数回の利下げ実施できる条件整う
2024/03/18 05:59
 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー
   フィンランド中銀のレーン総裁
は16日にYLE・TV1とのインタビューで、「私の考えでは、夏近くがECB金融政策のブレーキを緩め始める時期だ」と発言した。
 
 また、「インフレ率が2%で持続的に安定し、エネルギー危機のような不利なショックが起こらなければ、年内に数回の利下げを行う前提条件は整っていると思う」と続けた。
 
 年内に数回の利下げを実施できる条件が整いつつあり
   最初の利下げ
は「夏近く」になるだろうと述べた。
    

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# 「適切」な支出規模の維持目指す方針を中国財政相が表明
2024/03/18 05:26
 中国共産党の理論誌「求是」に16日掲載された記事によると
   藍仏安財政相
は、今年の経済成長目標達成に向け、積極的な財政政策の必要性を改めて示した。
 藍財政相は、省として財政赤字や特別地方債、超長期の特別国債といった政策手段を組み合わせ、適切な支出規模を維持すると説明した。
 
 
ひとこと
 積極的な財政政策を栗家してきても、不動産業界やシャドーバンクの負債激増が止まらず経済の底が抜けかけており、習近平の独裁政治が継続不可能になる兆候が出てきており、中国国内の批判勢力を抑え込めなくなる可能性もある。批判の矛先を他に向けるべく台湾への軍事的圧力を高めそうだ。
 

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# バリュエーションを正当化するものではなく、市場はネガティブサプライズに脆弱  
2024/03/17 09:10
 ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」を創業したメリルリンチの元トレーダー 
   トム・エッセイ氏
は、年初来の株高の原動力となっているのは底堅い成長や米利下げ見通し、人工知能(AI)を巡る熱狂だと指摘した。
 「この総じてポジティブな環境が年初来の株価上昇を支えてきた。ただし、ファンダメンタルズは良好でも、現在のバリュエーションを正当化するものではなく、市場はネガティブサプライズに脆弱になっていると留意することが重要だ」と続けた。
   

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# 24年の米利下げ幅予想を75bpに修正、なお従来は125bp
2024/03/16 20:07
 米銀JPモルガン・チェースのエコノミストらは、米連邦公開市場委員会(FOMC)による2024年の利下げ幅の予想を計75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に変更した。同行は従来、計125bpの利下げを予想していた。
 米国担当チーフエコノミストのマイケル・フェローリ氏は、予想の変更について説明した15日付のリポートで、「成長に弱さが生じない限り、FOMCはゆっくりと進むアプローチを取るだろう。今年の利下げ幅に関する当行の現在の予想は75bpだ。初回利下げは6月に25bp、そこからさらに1会合おきに25bpずつ引き下げていくとみている」と記した。
 来週のFOMC会合後に公表される金利予測分布図(ドット・プロット)については、「24年に関するドットの中央値が、昨年12月時点で示された3回の25bp引き下げから変わり、2回の25bp引き下げを示すようになる確率が五分五分を超える」と予想した。
 さらに、「長期のドットの中央値が2.5%から2.625ないし2.75%に動く可能性も十分あると考えられる」と記した。
   

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