2025/01/16 03:44
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昨年12月の米生産者物価指数(PPI 最終需要向け財・サービス)は 前月比+0.2%(11月は0.4%上昇) と前月比の伸びが予想外に鈍化した。 エコノミスト予想が0.4%上昇であった。 なお、前年同月比では3.3%上昇した。(市場予想は3.5%上昇) 食品コストの低下やサービス価格の横ばい推移が寄与した。 根強い物価圧力を巡る懸念緩和に寄与する可能性がある。 変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPPIは前月比横ばいだった。 予想は0.3%上昇だった。 11月は0.2%上昇した。 前年同月比では3.5%上昇であった。 予想3.8%上昇、11月は3.5%上昇だった。 ただ、前年同月比の伸びは総合・コアともに2023年2月以来の大きさとなった。 15日には12月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。 堅調な需要に加え、トランプ次期政権が輸入品への関税引き上げを警告していることから、投資家や消費者のインフレ期待はここ数週間に上昇している。 エコノミストがPPIに注目するのは、いくつかの項目が個人消費支出(PCE)価格指数に反映されることがあるためだ。 米金融当局は同価格指数を物価指標として重視している。 なお、これらの項目は強弱まちまちだった。 病院での診療は前月比横ばいで、医師による診療費やポートフォリオ管理サービスは小幅な伸びにとどまった。 一方、航空運賃は22年3月以来の高い伸びを示した。 24年終盤での頑固なインフレおよび底堅い雇用市場を背景に、米金融当局は今年の利下げ予想を後退させた。 食品価格は前月比0.1%低下した。 野菜が15%近く値下がりしたが卵の価格は0.5%上昇した。 11月には鳥インフルエンザの広がりを要因に、56%近く急騰していたことが響いた。 エネルギー価格は3.5%上昇した。 財の価格は0.6%上昇(11月は0.7%上昇)であった。 食品とエネルギーを除いた財価格は横ばいだった。 また、サービス価格は横ばい。マージンの低下を反映した。 PR |
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