ユナイテッド・アーティスツ
　　（United Artists Entertainment LLC、略称：UA）
　アメリカの映画配給会社・映画スタジオのひとつであったが、現在は映画会社
　　　メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
に属している。
　
　1919年 俳優のチャールズ・チャップリン、メアリー・ピックフォード、ダグラス・フェアバンクス、監督のD・W・グリフィスによって創立されたが1940年代に入って低迷期に突入、他のメジャー会社と違って映画スタジオを持たなかったのがハンディになり、低迷に追い打ちをかけた。
　
　1950年　アーサー・クリム（Arthur Krim）とロバート・ベンジャミン（Robert Benjamin）が、メアリー・ピックフォードとチャーリー・チャップリンから買い取り、同社を立て直した。　
　1950年代にはスタジオ・システムが崩壊したために経営状態が好転した影響が大きい。
　　
　1978年 アーサー・クリム、ロバート・ベンジャミンらが退社してライバル会社オライオン・ピクチャーズを設立した。
　1981年に製作した『天国の門』が大赤字となり経営不振によりMGMに買収され、MGM/UAとなった。
　1985年 テッド・ターナーがMGMのオーナーカーク・カーコリアンからMGM/UAを買収するが、ターナーはすぐにUAの全権利とMGMの商標をカーコリアンに再売却している。
　その結果、ターナーはMGMとa.a.p.のライブラリーを手にし、MGMは実質的にUAの後継会社となった。
　　　
　2006年 俳優トム・クルーズがメトロ・ゴールドウィン・メイヤーと提携し、ユナイテッド・アーティスツの実質的な経営者として映画製作を手掛けることが発表された。
　
　　　　

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