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2010/04/15 05:24
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フィッシャー総裁(ダラス連銀)は、14日、ブルームバーグラジオとのインタビューで米国の景気に 確かな勢い が見られるものの、失業率はむしろ長期にわたり 高水準で推移する可能性 があるとの見方を示した。 経済にはなお多くのたるみ(スラック)が存在すると指摘したうえで、調子に乗ってわれを忘れてはならないと述べた。 また、政策金利が低水準で維持される期間を表現するために当局が使用している 長期にわたり という文言の熱烈な支持者ではないとしながらも、 過半数であることが重要だ と続けた。 この発言は、バーナンキFRB議長が同日の議会証言で、低調な建設支出や高失業を背景に、米国の景気拡大ペースは緩やかなものにとどまるとの見通しを示したことと流れを同じくした。 米国の金融当局は2008年12月以来、政策金利を0-0.25%に維持している。 経済が本格的に回復するには消費が増加する必要があるものの、景気回復を期待した設備投資が先行し、商品の供給元である先進国経済が先に回復する動きが見られるが、需要喚起には購入する消費者の所得を上げる必要があり、賃金の上昇と失業率の低下が進まない限り次第に上昇に圧力がかかり景気が突然失速する可能性がある。 PR |
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