2025/01/31 01:55
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米マイクロソフトの サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO) は29日の決算発表後の電話会見で「今週初めに同社の株価を乱高下させた中国の人工知能(AI)新興企業 DeepSeek(ディープシーク) について、、幾つかの真の技術革新がある」と述べ、「今や全てが明らかに共用化されており、広く利用されるようになろう」と好意的な発言をした。 ディープシークはオープンソースのAIモデル「R1」を発表し、欧米の技術に匹敵するか、それを上回る性能を数分の一のコストで実現できると主張して米テクノロジー業界に衝撃を与えた。 ディープシークの登場を受け、投資家はナデラ氏率いるマイクロソフトがAIインフラに多額の資金を投じる必要性を疑問視している。 マイクロソフトと提携先のオープンAIがAIモデルの訓練や、ユーザーの問い合わせを処理する推論プロセスをもっと低コストで行うことはできないのかと追求しているところのようだ。 ナデラ氏は「われわれ自身、訓練と推論の両方において、ここ数年に大幅な効率化を実現している」と説明した。 マイクロソフトは同社のソフトウエアを使いAIモデルとAIハードウエアのそれぞれ新しい世代からより優れたパフォーマンスとコスト削減を引き出してきたと付け加えた。 マイクロソフトではAI製品需要に対応すべく今会計年度にデータセンターに800億ドル(約12兆4000億円)を投じる計画だが、7月1日に始まる2026年度には 経費の増加は鈍化する と予想していることを明らかにした。 ただ、マイクロソフトはディープシークのモデルを顧客に提供することをやめていない。マイクロソフトは29日、企業がAIプログラムの設計と管理に使用できる1800以上のモデルをそろえた「アジュールAIファウンドリー」にR1を追加したことを明らかにした。 PR |
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