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# 司法省の刑事捜査の過程で、罰金に相当する銀行秘密法への重大な違反の可能性が発覚。
2015/06/20 05:24

 米国金融大手シティグループ 傘下バナメックスUSAの
   マネーロンダリング(資金洗浄)
に関連する内部統制を調べていた米国の司法省の刑事捜査の過程で、罰金に相当する銀行秘密法への重大な違反の可能性が発覚したことがメディアの取材で明らかになったという。
 

 非公開情報であることを理由に事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に語ったところでは、マネーロンダリング対策の慣行の甘さに懸念を示した職位の低い社員からの電子メールに検察当局は注目しているという。

 
 大口送金の受取人に関する情報の把握が十分でないとの懸念やコンプライアンス(法令順守)スタッフ増員の要請、マネジャーらが長年きちんと対応してこなかったという苦情が、電子メールで提起されていたという。

 
 バナメックスUSAを対象にマサチューセッツ州の連邦地検が行っている資金洗浄の内部統制捜査の終了は、来年以降になる見通し。


 銀行秘密法違反をめぐっては、JPモルガン・チェースがバーナード・マドフ受刑囚の巨額ねずみ講事件との関係で昨年支払いに応じた26億ドル(約3200億円)が過去最高額となる。
 
 
 

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