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# 米・ウクライナ和平協議について、「生産的」ではあるが打開には至らずとルビオ氏
2025/12/05 09:05
 ウクライナ和平計画を巡り、11月30日に米フロリダ州で米当局者とウクライナ代表団の協議が開かれた。
 協議後、両国の交渉担当者は和平合意の枠組みを巡り生産的な話し合いができたものの、最終的な打開には至らなかったと明らかにした。
 ルビオ米国務長官は会談後、記者団に対し、「生産的な協議」だったと述べた。
 ただ、「やるべきことはまだある」と語り、交渉は「繊細で、複雑だ」と説明した。
 また、戦闘の終結だけでなく、ウクライナが「真の繁栄の時代に入る」のを支援することも交渉の目的だとした。
 トランプ米大統領は武器の供与と絡め停戦実現を強く求めているが、高圧的な交渉ばかりが目についており、遅々として進まない。
 フロリダ州マイアミ北方のハランデールビーチで開かれた協議には米国側はルビオ氏とウィトコフ米特使、トランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が出席していた。
 ウクライナ交渉団はウメロフ国家安全保障・国防会議書記が率いた。
 ウィトコフ氏は今週、米代表団を率いてロシアで協議する予定で、ウクライナにとってはこの日の交渉が事前に同氏を説得する最後の機会だった可能性が高い。
 ウメロフ氏は「ウクライナとウクライナ国民にとって重要なあらゆる問題を協議し、米国は極めて協力的だった」と述べた。
 ルビオ氏は「われわれはロシア側ともある程度のやり取りを行っており、彼らの見解もかなり理解している」と語った。
 ルビオ氏とウクライナ当局者は11月23日にジュネーブで協議しており、28項目の米和平案に対してウクライナや欧州の支援国が示していた強い反発は緩和しつつあった。
 その後、米当局者とロシア代表団は先週、アブダビで協議を行った。
 28日にはロシアがウクライナの首都キーウに空爆を行い、少なくとも3人が死亡、広範な停電が発生した。
  
  

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