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# ボーナス減るのは米社債トレーダー、勝ち組と格差が広がり、日本市場も低調な状況
2025/12/04 03:14
 ボーナスシーズンまであと数カ月と迫る中、全般的に好調なウォール街で総報酬額が今年減るとみられる職種の一つが、社債トレーダーという。
 ブルームバーグの集計データによると、米国では今年これまでに、投資適格級社債の発行が1兆7300億ドル(約270兆円)余りと、前年同期を10%ほど上回っている。
 人工知能(AI)ブームを背景に、過去数カ月で数百億ドル規模の社債発行があった。
 メタ・プラットフォームズは10月に300億ドルもの大型起債を明らかにし、米国の高格付け社債市場で過去最大となる注文を受けた。
 幹部人材の紹介会社
   オプションズ・グループの調査
によれば、クレジットに関連したセールスやトレーディング、調査に携わる米国のスタッフは、2025年の
   総報酬額が平均で前年比ー6%
と減少する見込みだ。
 トランプ米政権による
   貿易戦争
が始まった当初に相場が大きく崩れたことで、多くのトレーダーが
   想定外の打撃
を被ったことからその後の上昇でも、損失がカバーできていないことが背景にある。
 投資適格級債を扱う米国のトレーダーは総報酬額が6.6%減少する見通しで、ハイイールド市場の報酬は8.6%減る見込みだという。
 なお、予測では2025年に支払われる給与と、26年の早い時期に通常支給される今年度の
   業績連動型ボーナス
を反映している。
 一方、債券の引き受け業務に携わるバンカーにとっては、極めて良い年となり明暗が別れた。
   
   

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