2024/03/28 06:33
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欧米の巨大な投資銀行などが動いたことで莫大な利益を生み出して成功したとも言える人工知能(AI)向け半導体の エヌビディア のような唯一無二の魅力作りとしてはやや欠けるかもしれないものの、AIコンピューティングのインフラを提供するハードウエア企業が次の熱狂銘柄として金融分野の戦場にあがり始めてきている。 マイクロン・テクノロジーやスーパー・マイクロ・コンピューター、デル・テクノロジーズなどはその実績が証明され、次の決算シーズンを前に期待が高まっている。 フィラデルフィア半導体株指数(SOX)では構成銘柄の半数近くが今年すでに10%余り急伸した。この影響もあり、株価売上高倍率(PSR)を少なくとも過去20年間で最高の水準に押し上げている。 エヌビディアはAI関連処理を強化するプロセッサー市場において唯一の存在であり、その目を見張るようなリターン再現の可能性がある銘柄を投資家は探し求めている。 しかし、メモリーチップやサーバー、ネットワーク部品など、他にも多くの要素が関わっており、産業のコメとも言われる半導体そのものを製造するための装置は過去と同じ状況を生み出すだろう。 AI関連業務に使用される情報技術機器の需要が、ウォール街の 予想を上回る売り上げと利益 S&P500種株価指数に今月採用されたサーバーメーカー スーパー・マイクロ は、月初来で18%上昇している。 ただ、5月2日に決算を発表する同社の株価が上昇を続けるには、四半期の増収率が200%余りという期待に応えなければならない。 上昇の裾野が拡大する一方で、ブロードコムやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)など一部の半導体メーカーはまだエヌビディアにとの比較では遅れを取っている。、 市場からは強い圧力にさらされ、ブロードコムは業績が失望を誘ったため、株価は3月に低迷した。 また、中国が政府コンピューターでAMDの半導体使用を制限する新たな指針を採用したとの報道も、株価を圧迫してAMDが1月に示した売上高見通しは予想を下回った。 PR |
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