2018/08/15 19:46
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ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日に駐米トルコ大使に対し、米国人牧師が釈放されるまでは交渉の余地はないと警告した。 この事情に詳しい関係者がメディアの取材で匿名を条件に明らかにしたもの。 トルコ危機が新興市場全般に波及する中で、両国の対立が続くことになる。 ボルトン補佐官がホワイトハウスでキリク駐米トルコ大使と会談した際、米国の立場を伝えた。 ホワイトハウスは同会談について、キリク大使の要請で行われた。 トルコによる米国人牧師の拘束について主に話し合われたと説明していた。 トルコがアンドルー・ブランソン牧師の釈放に応じないことが両国間の今回の対立の火種となっている。 ボルトン、キリク両氏の会談は、トランプ大統領が10日、トルコからの 輸入鉄鋼・アルミニウム への関税率を倍に引き上げると発表した。 これ以来、両国高官による初めて協議となった。 関係者2人は、トランプ政権側には現時点で交渉材料を持ち合わせておらず、キリク氏との会談で進展は見られなかったと語った。 ホワイトハウスのサンダース報道官は発表資料で、ボルトン、キリク両氏はブランソン牧師の問題と、「米国とトルコの関係の現状」について話し合ったと説明していた。 ブランソン牧師は2016年7月のクーデター未遂事件に関わったとして同年に拘束された。 PR |
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