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# 情報戦
2020/05/23 06:24

 ソウルを拠点に北朝鮮の動向を追う団体
   コリア・リスク・グループ
のチャド・オキャロル最高経営責任者(CEO)今週、ツイッターで、共産主義国家北朝鮮の独裁者
   金正恩朝鮮労働党委員長
が4月から現時点までに公の場に姿を見せたのは4回しかなく、4月に続き、5月も3週間にわたり公の場から姿を隠し「異例の事態」となっていると指摘した。

 なお、昨年の同時期は27回だった。
 
 金氏が2011年に最高指導者となって以来、4─5月に公の場に姿を見せた回数が最も少なかったのは2017年の21回だった。
 
 北朝鮮では中国への出稼ぎ労働者の帰国や国連安保理の経済制裁で密貿易に従事する者などの帰国に伴い
   新型コロナウイルス
が北朝鮮国内で広く流行していることを受け、故郷の往来を遮断したうえ、集会中止などの措置が取られている。
 
 親北朝鮮政策を推進してきた文政権が率いる韓国政府当局者は金氏が感染を予防するため、公の活動を減らしているとの見方を示している。

 韓国の統一省は22日、金氏が公の場から姿を消すことはよくあると説明した。

 一方で韓国の中央日報は韓国政府筋の話として、金氏が東部・元山(ウォンサン)の別荘で執務している可能性があると報じた。

 北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は、金氏が今月1日に平壌北方にある肥料工場の完工式に出席したと報道した。
 
 金氏の動静が伝えられたのは4月11日以来のもので、その間には金氏が心臓の手術を受けたと韓国メディアが報じるなど、健康不安説が流れている。

 北朝鮮国営メディアは今月初めの報道後、金氏の外交文書のやり取りに関する報道を続けている。
 ただ、金氏の公の場での活動は伝えていない。

 金氏が公の場に姿を見せない期間が最も長かったのは2014年の40日間で、韓国情報機関は、金氏がこの間に足首の治療を受けたと明らかにした。
 
 
ひとこと
 
 特定の区域に雲隠れした形だが、諜報機関からの情報で動向や健康状態に関する情報が確認できたとしても、情報の正確性から漏れ出たルートを北朝鮮保衛部等が追跡することで、諜報員の生命の危険が高まり今後の諜報活動が不可能になるため明らかに出来ないのは常識だろう。
 逆に、推測で作り上げた情報を出すことで北朝鮮における要人等への嫌疑を高めさせ始末させるといった工作も可能だろう。
 
 情報戦は戦国時代にも行われたことは周知のことであり、真実は判らない。
 
 

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