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# ロシアが電子戦略でGPSを妨害 北欧等の航空便に混乱状態。北欧がNATOに問題を提起
2024/05/06 06:12
 ロシアによる衛星利用測位システム(GPS)信号妨害で航空便や船舶の多数の運航に混乱が生じていると批判し、エストニアがこの問題を欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)に提起する構えにある。
 エストニアのツアフクナ外相はフィンランド、ラトビア、リトアニア、スウェーデンの各外相と「極めて危険な」この問題を議論したとメディアの取材で表明した。

 ロシアはGPS信号を妨害した実績があり、ウクライナでの
   ドローンやミサイルの妨害
も含む、いわゆる電子戦を仕掛けるさまざまな機器を展開する能力もある。
 
 ロシア政府はウクライナのドローン攻撃を防ぐため、モスクワやサンクトペテルブルクで電波妨害を強化したこともある。
 ロシア国防省は過去に、ポーランドとリトアニアに挟まれたバルト海に面した飛び地、カリーニングラードの電子戦部隊が電波や衛星信号を妨害する演習を実施したことを認めていた。
 
 フィンランドの国営航空会社フィンエアーは先週、GPS信号の妨害があったとして航空便2機の引き返しを余儀なくされた。
 同社は29日には、エストニアのタルトゥへの運航を1カ月停止すると発表した。
 ツアフクナ氏は同日遅く、エストニア公共放送ERRに対し、「これは故意の行為で、われわれの生活を妨害し、人々の生命を危険にさらしている。ハイブリッド攻撃だと見なすこともできる」と語った。
 北欧諸国では2022年以降、GPS信号の妨害が急増し、当局者の多くはロシアを非難している。
 航空機や船舶にとって電波妨害はこれまで小さな迷惑行為に過ぎなかったが、フィンエアー機が絡む最近の展開は不安を引き起こした。
 規模の小さいタルトゥ空港ではGPS信号による着陸しか支援しておらず、同地域で電波妨害は日常化していると、フィンエアーは発表文で説明した。
 同社の業務責任者ヤリ・パーヤネン氏は「フィンエアー機の複数のシステムがGPS妨害を検知している。当社のパイロットは問題を十分に認識している」と述べた。
 フィンエアーによると、同社パイロットがGPS信号の妨害を検知したのはカリーニングラード付近やその他の地域だった。
  

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