2014/05/27 19:51
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ベトナム外務省は領有権をめぐり中国と対立しているベトナム沖の海域で26日、中国船がベトナム漁船を沈没させたことを明らかにした。 中越両国間の対立がこれほど強まったのは2007年以来のこと。 南シナ海の領有権問題での中国の強硬姿勢が一線を越え始めたことぉ浮き彫りにした。 ベトナム政府ウェブサイトに掲載された声明によれば、沈没した漁船に乗っていた10人は他のベトナム船に救助された。 ベトナム政府は排他的経済水域(EEZ)内でベトナムの船団が中国船約40隻に取り囲まれた後、突っ込まれたと説明した。 中国はベトナムにこの海域は中国の領海だと一方的に宣言した形で実力行使に移り始めた。 なお、昨日には中国のスポークスマンはベトナムの主張を 『ばかげている』 と無視するような発言を行ったうえで、海上での行動に加えて言葉遣いも過激になっていると主張するなど厚顔無垢の状態になっている。 中国がパラセル(西沙)諸島近くに 石油掘削装置 を設置し、原油を盗む意図がある行動を取ったことをきっかけに、ベトナム国内では今月、激しい反中国デモが発生した。 両国の海上警備船も放水砲で攻撃し合うなどにらみ合いが続いている。 中国国営の新華社通信はベトナムが石油掘削装置の操業を妨害しようと船舶を派遣したと説明した。 中国はベトナムの破壊的行動を阻止するために断固たる措置を取るとともに、ベトナムにこうした行動を直ちにやめるよう正式に外交ルートを通じて抗議したと反論した。 なお、2007年には中国のパトロール艇がベトナムの漁船に攻撃を加え、乗組員1人が死亡した事件を引き起こした。 PR |
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