中国共産党は習近平国家主席（党総書記）が推し進める反腐敗運動で党幹部の規律違反摘発が広がる中で、指導部は党のイメージ回復を図り、党員8800万人に向け新たな行動規範を示し、株式投資に対する制約を強化した。
　また、ゴルフ場会員権の所有や不適切な性的関係に絡んだ規定も厳格化した。
　

　新たな行動規範は初めて全党員を対象とし
　　　個人利益関連規定
に準拠した取引でなければ、党員は株式などの証券投資はすべきではないとした。
　
　こうした規定の詳細については触れておらず、解釈に委ねられている部分もある。

　
　新行動規範は10月初めに政治局の会合で採択され、国営の新華社通信が公表した。
　
　来年１月１日からの適用で、違反があれば党籍剥奪のリスクがあるとしている。
　中国証券登記結算の集計データによれば、中国の個人投資家は9487万人に上る。
　ただ、これらの投資家が党員かどうかは分からない。
　
　
　

　

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