中国税関総局が10日、５月の輸出と輸入は伸び率がいずれも
　　　市場予想の２倍強
に達したことを発表した。
　米国向け輸出が23％増と、今年最高の伸びとなり、欧州連合（ＥＵ）向けも３カ月ぶりに増加、内需が鈍化する中で中国の成長を支えた。

　５月の輸出は前年同月比＋15.3％（市場予想　同＋7.1％）と予想より倍増し、過去最高を記録した。
　輸入は前年同月比＋12.7％（市場予想　同＋5.5％）と増加、４月の0.3％増から回復した。
　
　貿易黒字も187億ドルと、アナリスト予想を上回った。
　１－５月の貿易黒字は
　　　379億ドル
　　　　（前年同期比＋65％）
となった。
　５月の輸出の伸び率は新年の休日のゆがみを除けば、昨年10月以来最大となった。

　中国経済では９日発表の５月の小売売上高や工業生産が予想を下回り
　　　緩和策の正当性
が裏付けられた。
　
　温家宝首相は輸出が力強い伸びを示したことで
　　　刺激策の実施に慎重
になる可能性もありそうだ。
　
　
　
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ひとこと
　貿易の拡大が続いており、中国国内の経済格差是正のために内需を強める政策がこの先取られると、資源国への資金流入が一気に強まり商品市場の上昇が伴って景気回復の流れが強まり、これが起爆剤になり世界経済の浮揚が始まるだろう。
　
　

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