モルガン・スタンレー
　　（Morgan Stanley, NYSE: MS）
　　
　世界的な金融機関グループでニューヨークに本拠を置く。
　
　　　・ 通貨戦争 崩壊への最悪シナリオが動き出した!
　
　
　投資銀行業務では
　　　ゴールドマン・サックス
　　　JPモルガン
などとともに世界の主要な企業。
　
　1933年に成立したグラス・スティーガル法により
　　　旧 JPモルガン
　　　（現在のJPモルガン・チェース）
の投資銀行部門がモルガン・スタンレーとして1935年にニューヨーク州の法人として分離独立したのが創業となる。
　
　　　・ 外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々
　
　
　なお、商号の「モルガン」とは、分離の際にモルガン・スタンレー側へ移り同社の共同創設者の1人となった従業員 ヘンリー・スタージス・モルガンに由来している。　
　ヘンリーは、旧JPモルガンの創設者である
　　　ジョン・ピアポント・モルガン
の孫である。
　
　分離独立したのち、一度精算した。その後、1941年にパートナーシップとして、モルガン・スタンレー・アンド・カンパニーを設立した。
　
　1969年に、デラウェア州法人として、モルガン・スタンレー・アンド・カンパニーを設立し、数年をかけてパートナーシップの全事業を継承している。
　
　1975年に、デラウェア州法人として
　　　モルガン・スタンレー・ホールディングズ・インコーポレレーテッド
を設立し、モルガン・スタンレー・アンド・カンパニーおよび関連事業体の全株式を保有し、1978年にモルガン・スタンレー・インクへ商号変更した。
　
　　　・ 八百長クライシス あらかじめ決められた恐慌
　
　　　
　1985年にモルガン・スタンレー・グループ・インクへ商号変更した。
　
　モルガン・スタンレー・グループ・インクは、1997年5月31日に
　　　ディーン・ウィッター・ディスカバー
と合併し、ディーン・ウィッター・ディスカバーはモルガン・スタンレー・ディーン・ウィッター・ディスカバー・アンド・カンパニーへ商号を変更した。
　
　1998年3月24日にモルガン・スタンレー・ディーン・ウィッター・アンド・カンパニーへ商号を変更し、2002年6月20日から現在の商号となった。
　
　　　・ ヘッジファンド―投資家たちの野望と興亡
　
　
　2007年からサブプライムローンの信用不安が拡大し金融派生商品の下落が続くなど世界金融危機の影響を受け、2008年9月15日のリーマンブラザーズ倒産直後には商用不動産およびレベル3資産を抱える同行に対し、ヘッジファンドを中心とした投資家が連想的な投げ売りを実施した。
　
　2008年9月21日に連邦準備制度理事会から
　　　金融持株会社
への移行が承認され、また翌週には三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と資本提携し、MUFG宛に
　　　90億ドル分の優先株
を発行するなど、矢継ぎ早の対応が功を奏し辛うじて復活を遂げた。
　
　　　・ 一流アナリストの「7つ道具」―フェルドマン直伝!「掛け算」の知的生産術
　
　
　日本との係わり合いでは1924年（大正13年）にモルガン商会が、関東大震災の発生を受けて日本政府が発行した
　　　総額　1億5,000万ドル
の震災善後処理公債を引受ている。
　
　2007年（平成19年）10月9日に日本における持株会社として
　　　モルガン・スタンレー・ホールディングス株式会社
を設立した。
　
　　　・ ウォールストリートのスノーマン―トップアナリストが見た虚像と現実
　
　
　2008年（平成20年）9月に三菱UFJフィナンシャル・グループ（MUFG）より90億ドルの出資（議決権21%）を受けるている。
　　
　
　
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