ダッソー
　 (Dassault)
　マルセル・ダッソーが創立したフランスの複合企業
　
　親会社はグループ・ダッソー (Groupe Industriel Marcel Dassault (GIMD)
　航空機メーカーの
　　　　ダッソー・アビアシオン (Dassault Aviation)
がグループ起源の企業。
　グループ・ダッソーがダッソー・アビアシオンの株式50.21%を保有している。
　
　大手日刊紙の
　　　　ル・フィガロ
やCADソフトウェアCATIA V4,V5,V6で知られる
　　　　ダッソー・システムズ
などを傘下に保有している。
　　
　第一次世界大戦中に
　　　　マルセル・ブロック
　　　　　　　（Marcel Bloch; ブロシュとも）
が飛行機のプロペラを発明し、1930年に
　　　　マルセル・ブロック社
　　　　　　　　(Société des Avions Marcel Bloch)
が創設された。1
　1936年にSNCASO社 (Société Nationale de Constructions Aeronautiques du Sud-Ouest) に統合され、国営化された。
　ただ、ブロック自身は設計者としてとどまり、同年12月12日、このSNCASOとは別に
　　　　　SAAMB社
　　　　　　　（Société Anonyme des Avions Marcel Bloch）
を設立、この会社が現在のダッソー・アビアシオン社の創設とされている。
　
　ブロック社は第二次世界大戦で戦闘機MB152などを開発したが、生産の遅れにより戦力とならなかった。
　
　マルセル・ブロックはユダヤ人であったため、戦争中は収容所に入れられた。
　マルセルは、兄、ダリウス・ブロックがレジスタンス運動において名乗った変名である
　　　　　ダッソー（「突撃」を意味する）
というマルセル・ダッソー (Marcel Dassault) に戦後改名、社名も1947年12月20日にマルセル・ダッソー社 (Avions Marcel Dassault) に変更した。

　1971年にブレゲーと合併し、ダッソー・ブレゲー社 (Avions Marcel Dassault-Breguet Aviation; AMD-BA) 社となったが。
　その後、オーナーへの配慮で1990年にダッソー・アビアシオン社(Dassault Aviation)に改名している。
　
　　　
　　　　
　
　

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