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# タジキスタンで金生産が急増 埋蔵量は51.7トンを確認
2019/04/23 02:03
 中国メディアの観察者は3月30日、中国で大型設備製造の主要企業の一つである
   特変電工
が2018年上半期までにタジキスタン政府から同国の金鉱2カ所、15.4平方キロの経営権を獲得し、すでに
   埋蔵量51.7トン
を確認したと伝えた。
 なお、今後の調査で100トン以上に増える可能性もあると続けた。
   
 タジキスタンには他の中国企業も金の生産で進出しており、同国では過去4年間に金の生産量が年平均で20%以上増加した。
 18年は前年比17%の6.4トンを生産しており、生産した金はすべてタジキスタン内で売却する条件になっており、同国の金備蓄の増加に貢献しているという。
 タジキスタンは中央アジアの内陸国で、中国とは国境を接している。
 主要民族はイラン系のタジク人(人口構成比約84%)、チュルク(トルコ)系のウズベク人(同約14%)やキルギス人(同0.8%)、ロシア人(同0.5%)などとなっている。
 面積は14万3100平方キロで日本の約4割程度で、人口は890万人規模だ。
 17年の国内総生産(GDP)は71億ドル(約7870億円)で1人当たりでは約800ドル(約8万8700円)だった。
 同年の経済成長率は7.1%となっている。
 なお、日本の外務省は3月14日付で、同国とキルギスタン国境地帯で両国住民間の衝突事件が複数回発生し死傷者が出ているとして、該当地域への渡航中止を勧告した。
 タジキスタンはかつて、旧ソ連の一部として中国とは緊張関係にあった。
 その後、ソ連崩壊にともない独立後の1992年には中国タジキスタン隣邦友好協力条約を締結し2013年には
   戦略パートナーシップ
も結んでいる。
ひとこと
 中央アジアへの中国の進出で軍事バランスが変化してきており、大きな衝突が起きる可能性がある。
  
  

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