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# 待ち望んでいた底値
2010/01/05 19:30
 ラース・シェルベリ、ローハン・ギャラガー両氏らトのリポート(5日)
   アナリス(クレディ・スイス)
   
 中国での肥料をトン当たり350ドルで販売する契約の成立は、市場が

  待ち望んでいた底値

となるもので農家は2年にわたり肥料の買い入れを控えていたものの、在庫が底を突いてくると考えられる。
 また、土壌を活性化させるため、今年はより多くの肥料を使用する意向と見られカナダの
   ポタシュ
やロシアの
  ウラルカリイ
など肥料メーカーの売り上げが回復し、2010年は業界全体の販売量が倍増する可能性があるという。 
 
 シカゴ市場では4日、トウモロコシ相場が半年ぶり高値を付けたのに加え、仕入れ価格の下落と穀物価格の上昇が2010年の肥料消費量を押し上げるとみられている。

 世界の肥料需要は昨年、大きく減少しており、一部地域でトン当たり1000ドルを超えた価格に農家が応じなかったことが要因となっている。
   

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