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2008/03/03 20:44
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ウォーレン・バフェット氏(米投資家)の2月29日付書簡 保険・投資会社バークシャー・ハサウェイの会長 (概 要) 海外の政府系ファンド(SWF)が米企業に出資するのは、悪意ある政治的動機からではなく 米国の貿易政策が理由 であるとし、米国内でSWFに対する批判が高まっていることを牽制した。 株主にあてたの書簡では、SWFに対する批判は米国がしていることで、外国政府による極悪な陰謀ではないと述べ、われわれの貿易は、米国への大規模な外国投資を保証している。われわれが毎日20億ドルを海外に投入すれば、幾分かは米国に投資されるに違いないと指摘した。 中国やロシアなどの国や地域は過去最高水準の外貨準備を、SWFに振り向けており、その規模は合わせて 2兆9000億ドル(約300兆円)規模 に膨らんだ。 シンガポールと韓国、クウェート、アラブ首長国連邦を構成するアブダビのSWFは最近4カ月間に資産規模で米最大の銀行シティグループと世界最大の証券会社、米メリルリンチに出資している。 米財務省と米証券取引委員会(SEC)の当局者らは、SWFが商業目的というよりも政治目的で投資するというリスクがあるとの見解を示していた。 SWFに対する米国の敵対的な見方が裏目に出る可能性があると指摘する。SWFが債券よりも株式を選ぶことに対して、われわれがなぜ不満を表さなければならないのかと疑問を呈した。米ドルの低迷は石油輸出国機構(OPEC)や中国の責任ではない。貿易政策において、米国は特定の国を選んで罰したり、特定の業界を保護したりするべきではない。また、報復措置を引き起こす恐れのある行動も避けるべきだとの見解を示した。 PR |
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