ファナック(6954)は20日、山梨県忍野村の本社地区に産業用ロボットの新工場を稼働させた。
自動車の溶接などに使う
多関節ロボット
の生産能力は従来の2倍の月5000台に拡大する。
同ロボットの今年の世界需要の4割強を1社で供給できる強気の設備投資となっている。
円高で海外に移転する企業は増える一方だが、ファナックは工場の省力化追求によって国内生産にこだわり続けようとしていると報じられた。
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ひとこと 海外進出する企業の多くが円高による収入源を意識したものだ。技術の付加価値を自ら放棄し、安価な労働力を求める姿勢では、ジリ貧状態に陥るだけだ。
技術力を磨き付加価値の高い製品を提供するような事業でないと単なる都落ちでしかない。
海外政府も経済状況が回復し発展すれば、税や社会保険料などの優遇策は取り消され、賃金が上昇に転じるだけだ。
この場合、再び他国に設備等を移転させることとなるが、それまでの期間に設備等の償却が出来る可能性は低いことを忘れている。
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