2007/03/27 09:12
|
インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後の異常行動問題で科学的な根拠ではなく感情的な圧力で10代への処方中止を決めた感じだ。 今回の問題で特徴的なのは異常行動のほどんどが日本人によるものという点が気になる。 既に、遺伝子解析の進歩で薬の効き方や副作用の発現が人種によって異なる場合があることがわかっており、新薬開発の段階から人種差の重要性が認識されるようになった。 これまでにも体質によって薬の効き目に差があることは体験的に知られている。 タミフルのように薬理的な因果関係が不明な副作用が出る事例も多く、原因解明が期待される。 ただ、鳥インフルエンザのリスクに対し、リスクの小さい方を選択することも必要であり、高熱による脳障害の発生をタミフルで抑えた事例との比較を考えると難しい問題だろう。 PR |
|
トラックバックURL
|
忍者ブログ [PR] |