英国の航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ（ＢＡ）とスペインのイベリア航空は、75億ドル（約7000億円）規模の経営統合の完了に向け、合併に関する正式契約を結んだ。

　今後は、欧州当局と両社株主による承認が必要になる。
　ＢＡは８日発表の資料で、「2010年遅く」に手続きが完了するとの見通しを示した。
　両社は、持ち株会社
　　　インターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ
の傘下に入り、ブランドと事業運営はそれぞれ別々に維持する。
　
　出資比率はＢＡが56％、イベリア航空が44％となり、この持ち株会社は英国とスペインでの上場を目指す考えとしている。
　　　
　この合併により、ＢＡは欧州３位の航空会社の地位を固めるほか、中南米にもネットワークを拡大することになる。

　ただ、ＢＡが37億ポンド（約5230億円）の
　　　年金債務削減
に関して満足のいく合意を得られなければ、イベリア航空は契約を撤回することが可能となっている。　　
　　
　
　　

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