スイスの銀行ＵＢＳグループは17日、上海に富裕層向けの支店を開設した。
　中国でのウェルスマネジメント事業に「２桁台の成長機会」があるとみている。

　ウェルスマネジメント部門のユルグ・ツェルトナー社長は支店開設に際し、メディアの取材で中国は世界の他の地域に比べ２ー３倍のペースで成長するだろうと述べ、収益成長で非常に魅力的な機会を提供してくれると続けた。
　
　富は経済成長のだいたい２倍のペースで増大していることから中国は、当行のウェルスマネジメント事業にとって２桁台の成長機会だと語った。

　
　ＵＢＳのセルジオ・エルモッティ最高経営責任者（ＣＥＯ）は１月に、中国での行員数を５年で倍増させ約1200人とする計画を発表した。
　
　ウェルスマネジメントから投資銀行までさまざまな分野で増員し、国内の金融サービスで強さを誇る中国勢の牙城を崩したい考え。

　
　　

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