2015/10/14 06:46
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イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは新規株式公開(IPO)で最大98億2000万ドル(約1兆2000億円)と評価される見通し。 IPOでは親会社フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が株式9%を売却、NY証券取引所(NYSE)に「RACE」のティッカーで上場する。 米証券取引委員会(SEC)に9日提出された届出書によると、オランダの持ち株会社「フェラーリNV」の1720万株をFCAが1株当たり48-52ドルで売却する。 FCAは最終的にフェラーリを完全にスピンオフ(分離)する。 セルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)はFCAの債務削減や「ジープ」「アルファロメオ」「マセラッティ」の事業拡大を中心とする480億ユーロ(約6兆6000億円)の投資計画向けの資金調達を目指しており、フェラーリの分離はそうした取り組みの一環となる。 FCAからの分離時に引き継ぐ28億ユーロの債務などを含めると、フェラーリの企業価値は約120億ドルとなり、フェラーリ会長を兼任するマルキオンネ氏が適切だとしていた最低水準である114億ドルとほぼ一致する。 同氏は、フェラーリが自動車メーカーとしてよりも高級品ブランドとして評価されるべきだと主張しており、ブランド戦略の一環ともいえる。 PR |
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