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# 余裕の背景
2018/08/14 05:47
 
 北朝鮮は13日の高官級会談の直後、首脳会談の日時をめぐって余裕ある態度を見せたという。
 
 
 高官級会談で北朝鮮側代表を務める対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の
   李善権(リ・ソングォン)委員長
は会談直後、記者団に対し、記者の皆さんの関心を引くために、日程は言わなかったち説明したうえ「日程はもう決まっている」と話した。
 
 一方、韓国側団長の趙明均長官は「暫定的な開催日時は協議中」と述べるにとどめており温度差が見られた。
 
 韓国京畿大学の南柱洪(ナム・ジュホン)教授は北朝鮮は、南北関係改善をきっかけに対北朝鮮制裁の解除と終戦宣言をきちんと実践するよう韓国に圧力を掛け続けていると指摘した。
   
 
ひとこと
 
 焦りがある文政権の足元を見透かされた形だ。
 北朝鮮の経済が崩壊して久しく、各軍区への食料等の遅配も恒常的なまま改善されず、軍部の不満や反発も蓄積し続けている。
 
 クーデターや反乱を引き起こしかねない状況にあるが、軍事車両の移動用の燃料や弾薬類が不足しており行動できない環境にあるとの見方が一般的だ。
 
 そのため数少ない軍内部の支持母体である部門への配給が優先され、有事の場合の避難路確保のための視察が中国国境部分でたびたび確認される状況だ。
 
 北朝鮮が朝鮮戦争時の金日成が決断したような南侵による軍地的な統一を画策することは事実上不可能だろう。
 
 そのため、経済的な支援を要求し各軍区に配給出来る食料等を確保する目的から大量破壊兵器を最優先に開発しているとも見える。
 こうした北朝鮮の思惑を支援する様な文政権の対応ではより大きな軍事的脅威を将来に生みかねない。
 
 金大中の対応が今の核兵器開発につながっている点に注目すべきだろう。
 
 
 平和の希求が無秩序で軽薄なものであればリスクはより高まる結果を生みかねない。
 
 単細胞で複雑なパワーバランスが意識できずに悪意ある思考が背景にある相手と交渉する平和主義者では国民の生命や財産を守ることは不可能だろう。
  
 

 
  

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