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# ロシア軍事侵攻は戦争行為(ウクライナ)
2014/03/03 05:32
ウクライナ暫定政府はロシアに対し
   軍事侵攻
に踏み切ればそれは戦争行為を意味すると警告した。
 
 暫定政府のヤツェニュク首相は1日の記者会見で、平和と統一を守るため「あらゆる手段」を取ると強調した。

 
 ロシア議会は
   クリミア自治共和国
で大多数を占めるロシア系住民の動きを受けて、プーチン大統領による軍事介入を承認した。

 
 ロシア政府によると、プーチン大統領は米国のオバマ大統領と電話で会談し、暴力行為がウクライナのロシア語圏地域に拡大すれば、ロシアが同国で行動する可能性があると伝えた。
 

 インタファクス通信によると、ウクライナのデシツァ外相は欧州連合(EU)と米国、北大西洋条約機構(NATO)に対し、同国の領土保全のために
   「すべての手段」
を検討するよう要請した。
 
 
 国連安全保障理事会はウクライナ情勢を協議するため緊急会合を開いた。
 

 
 
 
ひとこと
 クリミア自治共和国の住民の大多数がロシア人であり、ロシアとの共同軍事行動で合意しているため、主権侵害になるかどうかはよくわからない。
 
 他の地域でも大多数のウクライナ人に対し少数民族が居住し、ロシア人も分散して居住している。
 
 民族浄化のような行動が出てくれば問題が複雑になるだろう。
 
 
 暫定政府の成り立ち自体も政治闘争からのクーデターで政権奪取した経緯があり問題でもある。
 
 民族内の抗争が激化する危険が常に内在しており、対立感情が強まれば周辺地域に波及して闘争が激化し、大混乱に陥る可能性がある。
 
 こうした状況を放置すれば、ロシア国内でも民族間の対立が高まり、経済活動が停滞することが予想され、経済的なダメージが大きくなる。
 
 リスク管理的に見れば、混乱が収束する動きが出なければロシア軍が介入するのは当然とも考えられる。
 
 ウクライナを経由して西側に送られるバクー油田等の生産がダメージを受けかねない。
 
 
   
  
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