ファイザーによる同業アラガンとの
1600億ドル(約17兆7000億円)規模
の合併合意について助言したバンカーたちが受け取るはずの巨額手数料が発生しない可能性が出てきた。
つまり、合意が破棄される見通しが濃厚という。
ファイザーは合併後の新会社をアラガンの本拠であるアイルランドのダブリンに置く計画だったが、米国政府は今週、企業の
インバージョン(租税地変換)
についての制限を強化する規則を発表したことから合併実現が危うくなった。
ファイザーのアドバイザーはゴールドマン・サックス・グループとセンタービュー・パートナーズ、グッゲンハイム・パートナーズ、モーリスが助言。
また、アラガン側はJPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーの助言という。
コンサルタント会社フリーマンの最新の見積もりによれば、アドバイザーの助言手数料は両社を合わせ
2億3600億ドル(約260億円)
に上るという。
ファイザー側が 約9400万ドル、アラガンのアドバイザーが1億4200万ドルという。
ただ、合併が破談になれば銀行が受け取れるのはその10分の1になる公算。
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