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# シグ SIG
2011/09/28 17:50
シグ(SIG
 スイスの企業シグホールディング(SIG Holding )とその傘下企業グループのこと。
 同社の設立当初の社名は
   Schweizerische Industrie-Gesellshaft
であり、その略称としてSIGが使われていた。
 2001年に現在の社名に改称した。

 2007年にニュージーランドの投資家が率いる
   ランクグループ
に買収された。

 鉄道の客車製造業として1853年として創業、その後、業務拡大により機械製造、武器製造も手がけたが、2000年に包装機械事業への集中を決定し、関連外の事業の大半を売却した。

 2000年に銃器部門のすべての事業を売却したためSIGシリーズの名は買収者が新たに設立した
   スイスアームズ・ノイハウゼン
       (SWISS ARMS Neuhausen)
に引き継がれた。
 傘下で1976年買収したザウエル&ゾーン、1997年買収したブレーザーも買収者に引き継がれ、武器製造事業から完全に撤退した。

 現在の主力事業は飲料の無菌包装容器の販売であり、銃器製造には一切関わっていない。
  
 包装機器については自社製品用の作業機械製造に端を発し、 モーター、電子制御などの業種の買収するなど売却を繰り返し、最終的に包装機器製造事業に特化した。
 1989年にドイツの企業PKLフェアパックングシステムを買収し飲料包装事業に参入した。
 1998年にSIGパッケージングシステムPKLからSIG Combiblocに改称している。
 2008年にペットボトル製造関連事業をドイツの企業
   ザルツギッター
に売却し、紙製無菌包装容器の製造に集中し、シググループの主力事業となっている。
 
 鉄道の客車製造部門は1995年にイタリアのフィアットグループの鉄道事業会社FIAT FERROVIARIAに売却。売却後はフィアット傘下となったFIAT-SIG Schienenfahrzeugeの株式を保有していたが2000年に全保有株式を売却し完全に事業から撤退している。
 2002年にフランスのアルストムによるFIAT FERROVIARIA買収に伴いFIAT-SIGは
   ALSTOM Schienenfahrzeuge
に改称している。
 なお、FIAT-SIGの製品はスイス連邦鉄道に採用実績がある。

 銃器については1860年から製造を開始し、事業拡大の過程でヘンメリ、ザウエル&ゾーン、ブレーザーの各社を買収していた。
 1985年にアメリカに現地法人
   SIGARMS
      (現SIG Sauer)
を設立した。
  2000年に銃器製造に関する事業を売却している。
 
 

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