2024/03/29 07:45
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ロシアの1日当たり平均原油処理量が、週間で10カ月ぶりの水準に落ち込んだ。 これに先駆け、ウクライナはロシア国内の複数の主要製油施設をドローンで攻撃した。 業界データに詳しい関係者からの情報で、今月14-20日のロシアの原油処理量は 日量503万バレル にとどまったと見られ、月初の最初の13日間の平均と比べて同40万バレル余り減少したことになるという。 ロシアによる侵攻が3年目に入る中で、ウクライナは前線への 燃料供給抑制 と石油収入を断つ狙いから、ロシアの主要産業をドローン攻撃の標的としている。 今年に入ってから13の主要製油施設と2つの小規模施設がウクライナ軍と見られるドローンの攻撃を受け、合計で日量48万-90万バレルの原油処理能力が稼働停止に追い込まれた。 ただ、損傷していない他の施設の稼働率を引き上げたため、実際の製油量の減少は見込まれているよりも小さい可能性もあるが、消耗部品の確保もままならないため戦略情報でもあり、実態の影響の大きさは不明だ。 直近では先週末にロシア南部で小規模の スラビャンスク製油所 が攻撃を受けた。 新たなドローン攻撃がないとすれば、今後数週間のロシアの製油量は日量500万-520万バレルで推移する可能性はある。 ドローン攻撃による損傷のほか、予定される定期的なメンテナンスも影響する見込みだ。 PR |
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