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# IMFへの拠出額は 4560億ドル(約36兆円) カナダと米国は拠出を見送り
2012/06/19 19:42
 新興国の中国やロシアなどは国際通貨基金(IMF)への
   資金拠出
を正式に表明し欧州の債務危機から世界経済を守るためIMFの融資能力を約2倍に引き上げることに貢献することが明らかになった。
 
 IMFによると、インドや南アフリカも含めた
   12カ国が新たに表明した規模
を踏まえると、拠出額は
   4560億ドル(約36兆円)
となり、4月に発表した約4300億ドルから拡大した。
 
 この新たな拠出金は、IMFの現在の融資能力3800億ドルに追加される。
 
 ラガルド専務理事(IMF)は20カ国・地域(G20)首脳会議に際して発表した声明文で、「大国も小国も行動を求めるわれわれの呼び掛けに応じてくれたと述べ、新たな拠出金は既存の資金を使い果たした後
   2次的な対応策
としてのみ活用されると説明した。
 
 メキシコのロスカボスで2日間開かれているG20首脳会議は、ユーロ圏の金融危機が主要議題となっている。
 
 ドイツのメルケル首相が欧州以外の国からの貢献拡大を訴えたにもかかわらず
   カナダと米国
は今回もIMFへの拠出を見送った。
 
 メキシコのカルデロン大統領は、同国の拠出額が
   100億ドル
になると指摘した。
 なお、ロシアとインド、ブラジルも同額の拠出を表明している。
 
 中国は430億ドルの拠出を申し出た。
 また、南アやコロンビア、マレーシア、ニュージーランド、フィリピンもこれより小規模ながら拠出を表明した。
 
 3年で2回目となるIMFの資金基盤強化はラガルド専務理事にとって勝利となるが、拠出額は当初の目標(6000億ドル)に達しなかった。

 
 ブラジルとロシア、インド、中国、南アで構成する
   新興5カ国(BRICS)
の首脳は18日の協議終了後に声明を発表し、新たな拠出は
   IMFの運営へのBRICSの発言力拡大
に関する2010年の合意をIMF加盟国が
   時宜を得た方法で履行するとの見通し
が前提になると指摘している。
  
 
 
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ひとこと
 日本は先に600億ドルの拠出を表明したが、どんな付帯条件もないのでは何のために出資しているのか?
 国民目線とのたまう政治家の主張のお粗末さがこうした面に現れている。
 
 日本の大手マスコミも同程度のものでしかなく内弁慶も甚だしい限りだ。
 欧米の要求は素直に聞きすぎるのが一番問題だろう。国家としての態をなしていないとも言える所業ばかりが目に付く。
 
  

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