2010/05/25 06:20
|
米国最高裁はマツダの1993年型ミニバン「MPV」で起きた交通事故の被害者家族が同車に装着されたシートベルトの種類をめぐり、マツダを提訴するのが可能かどうかを判断することで合意した。 オバマ大統領が最高裁判事に指名した エレナ・ケイガン訴務長官 が最高裁に対し、下級裁判所が2000年の判決を 繰り返し過度に解釈している と指摘再審理を求め、最高裁が応じたもの。 シートベルトをめぐる連邦安全規制は自動車メーカーに 安全基準の向上を求める消費者からの訴え をあらかじめ除外していると主張しており、この動きは消費者による自動車メーカーへの訴訟が拡大する可能性があり他の自動車メーカーへの影響は大きい。 最高裁は2000年、自動車メーカーは エアバッグに早期に移行すべきだった との州製造物責任法(PL法)に基づく訴えに対し、連邦法は 自動車メーカーをそうした訴えから保護 するとの判断を下した。 今回の合意では、この判断を再審理することになる。 これまでは下級裁判所がこうした訴訟を扱う際、シートベルト設計に対する訴えは必ず除外されいたため、今回のマツダのケースが取り上げられたのは異例とも考えられる。 PR |
|
トラックバックURL
|
忍者ブログ [PR] |