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# 大甘な査定では・・・?
2009/06/05 19:42
 HSBCホールディングスがサブプライム住宅ローンの

   貸し倒れ

に備え100億ドル(約9700億円)の引き当てが必要になる可能性があるとクレディットサイツのアナリストらが指摘した。

 デービッド・ヘンドラー氏らアナリストの顧客向けリポート(3日付)

 HSBCの米部門であるHSBCファイナンスの住宅ローン資産は

      基本的に質が悪い

ため、HSBCは保有高の41%に相当する288億ドルについて条件再交渉が必要だったと指摘している。 

 1-3月(第1四半期)末時点で、条件変更後のローンの4分の1近くが60日以上の延滞に陥っており、借り換え等の条件や年限の変更後もこれらのローンの状態は引き続き悪いまま残るとしている。

 サブプライムローンの半分がデフォルトしたと仮定した場合には、HSBCホールディングスの負担は100億ドルに達する可能性があると試算しているようだ。
 金融機関の資産査定が希望的な観測や査定基準を弄繰り回したため、大甘な結果で高いゲタを履いているかもしれない。
     
   
 資産査定が大甘状態では景気回復が本格化するまでは油断できないもので、景気が浮上せずに少し失速すれば直ぐにも表面化するこうした債務があることを考えれば為替や株価の値振れが大きくなっても致し方ないのかもしれない。
   

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