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# 二酸化炭素(CO2)のキャップ・アンド・トレード方式からの離脱(米国)
2010/11/05 17:19
 オバマ大統領の発言(3日)
 ホワイトハウスでの記者会見で排出削減に向けた他の方策を見いだすため、共和党と協力する意向を表明し、かつて地球温暖化を抑制する最良の手段と主張し支持していた
   二酸化炭素(CO2)のキャップ・アンド・トレード方式
から距離を置く姿勢を示した。ranking
 
 キャップ・アンド・トレード方式は方策の1つにすぎず、手段の1つだったが、目的ではないと述べた。
 この問題に対処するため他の方策を探すつもりだと語り、キャップ・アンド・トレード方式では、企業がCO2排出権を取引し、排出削減を目指すものであったが、大統領の発言を受け、米北東部の州で構成する
   地域温暖化ガス・イニシアチブ(RGGI)
に基づく排出権の先物価格は3日、6週間ぶりの安値まで下げた。ranking
 
 2日の中間選挙では、共和党が下院で過半数を奪取し、上院では少なくとも6議席を増やした。
 共和党候補と一部の民主党候補はキャップ・アンド・トレード方式について、実態はエネルギー税のようなものだとして批判しており、中間選挙で大敗したことにより共和党との妥協点を探る動きが強まりそうだ。
 もともと排出権の販売による利権化は英国などが市場を形成する動きを先行させており、新興国の経済発展にキャップをかける動きにも見られており、もともと時限的な動きでしかない。
 地球温暖化にしても、英国の大学の権威が意図的なデータの操作をしたり、要素となるデータ収集のポイント数が不足していることは明らかであり、ここ数年太陽の活動の活発化している影響や地球の磁場が弱まっていることなどを度外視したこれまでの議論が胡散臭く見えてしまう。
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