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2008/05/29 01:41
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ジョン・テーラー教授(元米財務次官 スタンフォード大学)の講演(28日) 場 所 東 京 (発言概要) 世界的な低金利がエネルギーや商品価格上昇につながったとの考えを示した。 エネルギーと商品の価格上昇の少なくとも一部は 世界的なインフレ圧力 に関連したものであると考える強い根拠がある。 従って、商品高の原因の一部は、米国の金融危機に対応した政策行動だということになる。 過去1年にインフレ率は世界的に上昇したが、各国中央銀行が設定する 短期金利の目標 は平均して、インフレ率ほど上昇していない。 米国のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標の引き下げを除くと、世界の政策金利の平均は事実上変わっていない。 しかし、多くの国でインフレ加速の証拠が積み上がりつつあることから、インフレ加速のなかでこれは金融政策のお手本に反している。 このようなインフレ再燃の理由は何かと言えば、インフレは最終的には貨幣的現象なのだから、答えを探すべき場所は金融政策ということになる。 良い金融政策の重要な基本は、金利は、一時的であることが明白な価格変動を適切に割り引いた後のインフレ率よりも大きく上昇しなければならないというものだ。 このようにすればインフレ率上昇時に実質金利が上がり、インフレを目標付近に抑えるのに役立つ。 PR |
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