豪の昨年11月の貿易収支は、輸送機器輸入の増加ペースが、鉄鉱石輸出の伸びを上回ったことから赤字幅が前月から市場予想以上に拡大した。
　
　豪統計局が８日発表した11月の貿易赤字は
　　　26億4000万豪ドル（約2400億円）
だった。
　10月の赤字額は24億4000万豪ドルに改定された。
　
　市場の事前エコノミスト予想では、11月は23億豪ドルの赤字が見込まれていた。
　
　11月の輸出は前月比１％増の247億豪ドルで金属鉱石・鉱物が６％増加した。
　また、輸入は２％増の273億豪ドルで燃料・潤滑油が６％増えたほか、輸送機器は57％の伸びを示した。
　
　コモンウエルス銀行のチーフエコノミスト
　　　マイケル・ブライス氏（シドニー在勤）
は統計発表前に公表されたリポートで、世界経済の鈍化が
　　　資源価格を押し下げ
豪州の貿易に打撃を与えたと分析した。
　
　なお暫くは豪貿易収支は赤字が続くと予想した。
　　
　
　
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ひとこと
　豪の産業は多くの部分が資源開発という長い時間が必要な特定の分野における投資で人材や資材等を必要とするため、統計的な部分から見ればこうした事態に陥るのは致し方ないことだろう。
　
　
　　　

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