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# 融資状況が広範に悪化する可能性
2009/12/19 06:53
 欧州中央銀行(ECB)は最新の金融安定報告の中で、融資状況が広範に悪化する可能性や、レバレッジの厳しい抑制を求める監督当局の圧力を踏まえれば、銀行セクターの収益性は、最近改善してはいるものの

     クレジット関連損失

がピークに達する前、短中期的に圧迫されて失速するリスクがあると指摘した。

 さらに、1870億ユーロの評価損を計上する可能性があるとしている。

 ここ数四半期で明らかに改善したものの、大手銀行グループの利益には持続的な増加傾向は見られない。
 また、過去の3四半期の業績を精査した結果、将来の損失リスクは今年に入って高まった可能性がある。


 このことから評価損予想を15%引き上げた。

 また、とりわけバーゼルIIの資本規制など規制要件によって与信が一段と

     ビジネスサイクルに敏感

になった可能性が資本と流動性状況が弱い銀行にのみ見られる。

  

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