2024/12/23 05:23
|
米サービス業の企業活動は12月に 58.5(前月は56.1) とエコノミスト予想の55.8を大きく上回って拡大し、2021年10月以来の高水準となった。 製造業PMIは48.3(前月は49.7)に低下し、市場予想の49.5を下回るなど不振が深刻化する中、サービス業が経済に勢いを与えている。 S&Pグローバルが購買担当者指数(PMI)速報値を公表した。 総合PMIは56.6(前月は54.9)に上昇した。 また、生産見通しの指数が3.3ポイント上昇して71.1と、22年5月以来の高水準となった。 なお、市場予想は55.1と予想よりは高かった。 今回のPMIは、堅調に拡大するサービス業と低迷が一段と悪化する製造業という、経済における乖離の拡大を示している。 トランプ次期政権による 関税賦課の可能性 を巡る懸念で投入コストの上昇が加速する中、製造業の生産と受注は活動の縮小ペースが速まった。 製造業の原材料の仕入れ価格指数は7ポイント近く上昇して59.1と、22年遅く以来の高水準となった。 なお、サービス業の投入コストは、ここ4年余りで最も低い伸びとなった。 これは賃金の伸び鈍化が背景にある。 サービス業では新規事業の伸びが22年3月以降で最大となった。 サービス業活動の見通しを示す指数は約2年ぶり高水準に改善となった。 またトランプ次期政権による企業寄りの政策への期待から、製造業活動の見通しを示す指数は高い水準が続いた。 調査は12月5日から13日にかけて実施された。 PR |
|
忍者ブログ [PR] |