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# 株式会社西武ホールディングス
2010/09/03 04:17
株式会社西武ホールディングス
  (Seibu Holdings Inc.
 西武鉄道・プリンスホテルおよびこれら2社の子会社を統括する西武グループの持株会社
 西武ホールディングスは、2004年10月に上場会社であった
    西武鉄道
    伊豆箱根鉄道
が有価証券報告書上で、コクドの実質持株比率が上場廃止基準に触れることが発覚するという
    有価証券報告書虚偽報告事件
を受けて、西武グループの経営再建をするために設立された。

 グループ再編が行われるまでは、西武鉄道・国土計画の創業者である
   堤康次郎
の後継者である堤義明が大半の株を保有するコクドにおいて、西武鉄道・西武建設と、首都圏外のプリンスホテル・ゴルフ・スキー場などの運営会社の株式の大数を有していたが、上場を維持するため、有価証券報告書で過小記載するといった虚偽記載を行っていたと公式に発表すると共に、堤義明がコクドの会長職などを辞任し、表舞台から退いた(2005年に証券取引法違反容疑により逮捕)。東証はそれぞれ上場廃止処分を下した。

 2005年11月29日に持株会社の株式会社NWコーポレーションを設立したうえで、西武鉄道の親会社で堤家が殆どの株式を握るコクドがNW社へ株式交換を行い、その子会社となると共にコクド株主はNW社の株主へ移った。
 2006年1月31日にコクドが、アメリカの不動産投資ファンドである
    サーベラス・キャピタル・マネジメント
と、日興コーディアルグループ(現在 シティグループ(系列 日興シティHD)の完全子会社)で投資業務を
    日興プリンシパル・インベストメンツ(関連情報
に対し、第三者割当増資を実施し、再建のための資本増強を行なうとともに、株式発行によりNW社を介した堤家の出資比率を下げ、資本的なの影響力を低下させる措置を行った。
 
 2006年2月1日にコクド・西武鉄道子会社のプリンスホテル(旧社)はコクドを吸収合併した。
 西武鉄道が会社分割を行い自社のホテル事業(品川、赤坂、新横浜、鎌倉といった西武線沿線以外の施設不動産・経営権)を、プリンスホテル(旧社)に譲渡・承継させた。
 
 2006年2月2日にプリンスホテル(旧社)が西武鉄道に対して株式交換を行ない、西武鉄道を完全子会社化した。
 持株会社として株式会社西武ホールディングスを2006年2月3日に設立した。
 プリンスホテル(旧社)が同社へ株式移転を実施したことで、西武鉄道の親会社は旧プリンスホテルから西武ホールディングスとなった。
 プリンスホテル、スキー場などのリゾート事業について、株式移転で併合された形となった西武ホールディングスから、それら事業については会社分割により設立した(新)プリンスホテルへ2006年3月27日に承継させ、グループ再編を完了した。
    



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