2018/03/17 05:32
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世界最大の資産運用会社 ブラックロック 債券担当の副最高投資責任者(CIO)を務める スコット・シール氏 はロンドンでメディアのインタビューに応じ、投資家が直面する 最も大きな問題 は英国と欧州連合(EU)がブレグジット(英国離脱)の移行期間を巡って 合意できない可能性 であり、次週の EU首脳会議 の判断が極めて重要になるとの見方を示した。 ポンドの対ドル相場は2月の初め以降1.4ドル付近にとどまっており、対ユーロではこの半年間ほぼ横ばいで推移している。 こうしたトレンドはマーケットがリスクを過小評価していることを示唆していると指摘した。 また、「ここ最近のポンド相場の安定した動きは、本当にネガティブな結果を完全には織り込んでいないことを私に伝えている」と述べた上で、「最大のリスクがブレグジットであることに間違いはない」と説明した。 ブラックロックでは、英ポンド相場が急伸した際に利益を確保する準備が整っており、急落しても大丈夫な態勢が整っているという。 ブラックロックは英国の欧州連合(EU)離脱を巡る欧州連合との 交渉がヤマ場 を迎える中、ポンド相場が大きく動くタイミングが目と鼻の先に迫っていると確信した動き。 なお、どちらの方向に動くのかは 全て結果に左右 されるという。 一方向への賭けでは利益を得るのと同じくらい損失を被る恐れがある。 このため、ブラックロックはポンドとドルの通貨ペアでどちらの方向に急変動しても利益が出るオプションのストラドルを購入した。 PR |
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