2018/03/18 01:36
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英国に亡命したロシア人元実業家の ニコライ・グルシュコフ氏(68) (Nikolai Glushkov) が不審死した事件で、ロンドン警視庁は16日、殺人容疑での捜査を開始したことを発表した。 検視の結果、死因は「首への圧迫」と判明したという。 グルシュコフ氏は12日夜、2年前から居住していたロンドン南西部の自宅で遺体となって発見された。 同氏はロシアで資金洗浄(マネーロンダリング)と詐欺の容疑で拘束され、裁判にかけられた後、英国へ政治亡命していた。 ロシアで大きな影響力を持つ 新興財閥(オリガルヒ) だった故ボリス・ベレゾフスキー氏は、一時は ウラジーミル・プーチン大統領 を支持していたものの、後に反プーチン派に転向した人物でグルシュコフ氏との結びつきがあった。 ベレゾフスキー氏は13年にロンドン郊外の自宅の浴室で首つり遺体で発見された。 ベレゾフスキー氏の検視では詳しい死因は不明とされた。 英当局は現在、同氏を含むロシア関係者らの 過去の不審死 について再調査を行っている。 英国の警察が殺人容疑での捜査を開始する直前には、ロシアで重大事件の捜査を担当する 連邦捜査委員会 が、グルシュコフ氏の死に関する独自捜査の開始を発表していた。 英国では今月4日、ロシア人元二重スパイの セルゲイ・スクリパリ氏 と娘のユリアさんが神経剤で襲撃される事件が起きているが、グルシュコフ氏の事件とは無関係とみられている。 PR |
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