2024/04/21 06:55
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米国カンザスシティー地区連銀の シュミッド総裁 はカンザス州オーバーランドパークでの講演で、政策決定者は先手を打って政策を調整するのではなく、利下げの前にはインフレ率が2%に戻るという「明確かつ説得力ある」証拠を待つべきだと述べた。 同総裁は、米経済の腰の強さが金融政策の道筋に不確実性をもたらしていると指摘した。 利下げには「忍耐強い」姿勢が好ましいとした。 シュミッド氏は「インフレ率が目標を上回って推移し、経済成長が引き続き勢いを見せ、さまざまな資産市場で価格が上がっている中で、現在の金融政策のスタンスは適切だ」と語った。 最近発表された各インフレ指標は予想を上回っており、10日発表の3月米消費者物価指数(CPI)統計では、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が3カ月連続で市場予想を上回る伸びとなった。 シュミッド氏は「この最近のデータは、インフレ率が持続的に2%に戻る道筋にあるという明確で説得力ある証拠を待つ間、金融当局は忍耐強くあるべきだという私の考えを裏打ちしている」と語った。 PR |
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