ジンバブエ（アフリカ南部）で深刻なインフレが進み、通貨の下落に拍車がかかっているようだ。

　実質的な為替レートは、１米ドル＝約２５００万ジンバブエ（Ｚ）ドルの水準で、米国の１００ドル札１枚（１万円強）を現地通貨に両替すると、重さ約２０キロもの札束になるインフレ率１０万５００％という世界最悪の記録を更新する経済となっている。

　なお、今月２９日に予定される大統領選に向け、中央銀行は市場への資金供給を続けており、インフレは当分落ち着く気配がない。

　ムガベ政権下のジンバブエ経済は混乱を極め同国中央銀行は最近、闇ルートで外貨を購入し始めたことも同国の通貨が下落する要因のひとつとなっている。　
　　　

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