ジョン・ディンゲル議員（民主党　ミシガン州）の書簡（１月31日付）
　　　　　エネルギー・商業委員会委員長（米国議会下院）

　　　要　　件　　ポールソン財務長官に宛てたもの

（概　要）
　日本は円相場を　不当に操作　しており、米国はこれに対処するために一段の施策が必要だとの見解を示した。

　過去10年間のほとんどにおいて、日本は輸出企業の支援、もっと具体的に言うと、米国市場で優位に立つために円相場を人為的に引き下げてきたと指摘した。


　円相場の影響で、日本の自動車メーカーは米国での工場拡大というよりも輸出増大によって売上高を拡大していると指摘した。
　米国財務省が通貨の「操作」にどのように対処するのか説明を求めた。また、為替問題に　対処するために議会がどのように貢献できるかについての助言も求めた。

　過去６カ月間、円はドルとユーロに対して主要通貨の中でも最も軟調に推移しており、一部政治家の間では円相場をめぐる懸念が拡大している。

　シュタインブリュック独財務相をはじめとする欧州要人等は、来週の７カ国財務相・中央銀行総裁会議（Ｇ７）で為替問題が協議されるよう望むと表明しているが、ポールソン米財務長官は１日のインタビューで、円相場について懸念していないと語った事などの影響で円の変動が大きくなった。
　
　

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