ＮＹ時間帯の外国為替市場では米ドルが対円で３年ぶり安値に下落、対ユーロでは過去最安値を更新した。

　米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）がドル安を景気支援につながるとみているとの思惑がドルへの売りを誘った。

　米ドルは１ドル＝104円を割り込み05年３月以来の安値である103円70銭台を付けた。

　バーナンキ議長（ＦＲＢ）が前日までの議会証言で、米ドル安は貿易赤字の縮小につながると述べたことが材料となった。
　また、朝方発表された２月の米シカゴ購買部協会指数を受け、３月の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で予想される利下げ幅が拡大したことも、米ドル売りを加速させた。

　主要６通貨に対するドル指数は1973年の統計開始以来の水準に低下した。
　　

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