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# 米軍の脅威は入隊資格を満たす米国人の集団が縮小傾向にあること。
2018/10/18 04:40

 米国防総省は
   ハイテク軍備
を増強させる中国やロシア以上に、米国の若者たちの間で進む肥満の増加という厄介な国土安全保障上の脅威に直面している。

 超党派の非営利団体
   「強い米国のための協議会(Council for a Strong America)」
は先週、報告書『Unhealthy and Unprepared(不健康と準備不足)』を公表した。
 
 この報告書によると、米国人の若年層の3分の1近くが米軍入隊条件の上限を超える肥満だという。
 
 新兵募集に苦戦している米軍関係者にとっては気がかりなデータとなる。
 
 報告書では「肥満はかねてから、わが国民の健康を脅かしてきたが、いまや国家の安全保障に脅威を投げ掛けるまでにまん延が進んだ」と指摘した。

 
 米陸軍の先月の発表によれば、米景気の好調で社会が買い手市場になっていることも背景となり、2018年の新兵採用数は目標の7万6500人を約6500人下回る見通し。
 なお、新兵の数が目標に達しなかったのは05年以来のこと。
 
 この数字は国防総省の新兵採用対象となる集団が縮小している現実を浮き彫りにした。
 
 国防総省によると、入隊資格を満たさない17~24歳の米国人は71%に上るが、最も多い理由の一つが肥満だ。
 
  
 元海兵隊大将の国防長官
   ジェームズ・マティス(James Mattis)氏
は先月、入隊資格を満たす米国人の集団が縮小傾向にあることに「大きな懸念」を示し、71%もの米国の若者たちが米兵として不適格である状況は「悲しむべき事態」だと語った。

 退役軍人らのグループがまとめた報告書は
   「肥満のため入隊不適格」
とされる米国若年層の割合の高さを考えれば、幼少期から健康的な生活を奨励する施策をとらない限り、引き続き新兵採用は困難なままだろうと警告した。
 
 
 
ひとこと
 
 経済の発展で肥満の割合が高いのは中国やロシアも同じだろう。  
   
  
    

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