伊藤忠商事株式会社
　　　（ITOCHU Corporation）
　日本の総合商社
　
　創業者でもある
　　　伊藤忠兵衛
が1858年5月に麻布（あさぬの）の「持下り」行商を開始したことをもって創業としている。
　丸紅と同じ起源となっており、途中、丸紅と分割されたものの、戦時中に再度合併
　　　大建産業
として合併した。
　
　戦後の財閥解体措置により再度両社が分割され、1949年になり
　　　伊藤忠商事株式会社
が設立された。

　伊藤忠兵衛は1872年1月 当時の大阪市東区本町2丁目に
　　　紅忠（べんちゅう）
を創立、1884年 に紅忠を紅伊藤本店と名称を変更した。
 　
　1893年 には伊藤糸店を開店し、1914年12月 伊藤忠合名会社に改組している。
   
　伊藤忠合名会社を1918年12月に
　　　株式会社伊藤忠商店（丸紅の前身）
　　　伊藤忠商事株式会社
に分割した。
   第2次世界大戦の開戦に伴い軍事体制の強化から軍事物資の統制の必要から1941年9月 丸紅商店、伊藤忠商事、岸本商店の3社が合併して、三興株式会社となった。
    1944年9月には三興、大同貿易、呉羽紡績の3社が合併して、大建産業株式会社が設けられた。
　
    1949年12月1日 大建産業が
　　　過度経済力集中排除法
の適用を受け、4社（伊藤忠商事、丸紅、呉羽紡績、尼崎製釘所）に分割された。
　
　伊藤忠商事株式会社として設立されたのち1961年12月に鉄鋼に強い大手問屋
　　　森岡興業株式会社
を合併した。
    1964年4月には織物商社の
　　　青木商事株式会社
を合併した。
　
    1977年10月 中堅総合商社の
　　　安宅産業株式会社
を合併、従来の繊維中心から安宅より引き継いだ鉄鋼部門を併呑することで総合商社への飛躍を図った。
　
    2008年2月 伊藤忠エネクス、大阪ガス、ジャパンエナジー、日商LPガスとの5社でLPG事業再編統合本格的検討開始した。

　2011年6月16日 米国Drummond社コロンビア炭鉱へ出資した。
　
　現在では五大商社（三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠、丸紅、）の一角を占める。
　


　

[0回]