中国工業情報省によると、３月時点で需要低迷と価格下落により同国の

　　　アルミニウム製錬能力の41％が遊休状態

にあったということが明らかになった。

　同省でアルミを担当する買銀松氏は12日、北京での会議で、中国の年間製錬能力1800万トンのうち約740万トン分が遊休状態にあったと報告した。

　ただ、中国国家物資備蓄局（ＳＲＢ）が国内の製錬業者支援に向けアルミを買い入れたため、中国のアルミ先物相場は年初来で12％上昇している。

　中国有色金属工業協会は、同国の製錬業者が４月と５月に稼働を再開した能力が大き過ぎ、相場下落につながる可能性があるとの見方を示した。
　
　　　　

[0回]