米国の格付け会社
　　　ムーディーズ・インベスターズ・サービス
のリポート発表後、同社の金融機関グループのマネジングディレクター
　　　スティーブン・ロング 氏
は欧州ソブリン債危機の突然の悪化に
　　　最も影響を受けやすい
のは、アジア太平洋地域では海外の資金調達への依存度が高い
　　　オーストラリア
　　　ニュージーランド
　　　韓　国
の銀行システムについて
　　　金融市場に圧力がかかる
とコスト高に見舞われるリスクがあると述べた。
　　
　また、ベトナムの銀行では、同国の
　　　脆弱な金融システム
と割安な米ドルでの借り入れ依存で外貨流動性が逼迫する恐れがあるとしている。
　
　アジア太平洋地域の他国の銀行システムに比べ、これらの国の銀行システムは
　　　ユーロ圏危機がさらに深刻化
した場合に起こる
　　　最初の影響に対し一段と脆弱だ
と指摘した。
　
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ひとこと
　欧米の金融システムの崩壊でアジア太平洋地域の金融マーケットに穴が開けば、過去200年間に欧米が侵食して確保した金融システム網を安く買うチャンスになるだろう。
　　

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